新 桃太郎完結記念特集

morigane2007-05-15

 新桃太郎修正版を全ページ公開いたします。これは自主制作単行本に収録されたものである。読むのがかなり大変でありますが、流し読みで一気読みしましょう!

「新 桃太郎 第一部」

 序章
 その昔、日本の各地に大きな桃のなる木があったという。その木に実る大きな桃からは、人間が生まれるという。そこから生まれたものは、周りの人々に”桃族”と言われて迫害された。
 やがて、「桃族」の大半は殺されてしまったという。その上、各地にあった大きな桃の実る木もたくさん切り落とされた。そして、何本かの木はどこかにひっそりあるといわれている。

一、桃太郎誕生
 ここは鬼が島、桃太郎は鬼に負けて桃の中に閉じ込められました。
「う・う・くるしい・・・」
青年桃太郎は苦しみながら、どんどん若返りました。
そして、、川に流さました。すると、ババアが、川で汚らしい布を洗っていました。
「わーっ、ばかにでかいなこの桃」
ババアは、腹がへっていたので持ち帰ることにしました。
「うんこらしょっと!!」と、もちあげて歩き始めた
川から徒歩5分の割という家に着きました。ここに、じいさんとばあさんは住んでいます。
「ただいまーっいいもの拾ったよ。」
ジジイは笠売りです。(山は、持ってないのでしばかりにはいきません)
「また、変なもんひろってきやがって!!」
「何いっとる!てめえも鶴だのたけのこ姫やらなんやらたくさんもってかえってきおって!」 
「まあ、いい、所で今日は何なのさ」
「これじゃよ」と、桃を出しました。
「うまそーーー」よだれが出てきます
さつそく、切ってみました。すると中から赤子がでてきました。
「げ!!!」二人同時に言いました。
「今度は、男の子か、まあいいか。」とばあさんがいいました。
「よくねーよ!!」とじいさん
こうして、二人は桃からできた子を育てることになりました。

二、成長
じいさんとばあさんが、拾った桃太郎を育てはじめてもう6年桃太郎は立派な少年になりました。二人を手伝ったりして、毎日暮らしています。
そんなある日、桃太郎を訪ねてきた男がいた、
「きみが桃太郎かい?」
「そうですけど」
「きみは、今は私を知らないだろうが私は昔のおまえを知っている。」
「昔??まだ、僕は6年しか生きていないんですけど?」
「まあ、わからないのもしかたがない。おまえはこれから、旅をするといいだろう。そして時期がきたら私がきみのすべてを話そう。じゃな。」と言って、風のように去っていった。
「なんなんだ?チョコボール?僕のすべて???????意味がわからん」
その夜、
「じいさま!おねがいです」
「なんだい?デカレンジャーろぼ以外ならOKだぞ」
「そんなもんじゃありません!僕は旅にでたいのです!」
「え?」
「今日、畑に変な男が来て旅をするといいといっておりました!」
「それ、なんかの勧誘じゃないのか?」
「いいえ!その人は、ぼくのなにかをしっているんです!」
「そうか、旅といってもこの村を離れると物騒な世界だよこの国は。なあ、ばあさん」
「そうだよ、殺されるかもしれんよ」とばあさん
「やっぱり、旅にでるなら、護身術や武術を使えたほうがいいよ。」
「私の兄がそういうのが得意だから、教えてもらったらどうだい?」とばあさん
「そうだよ、すぐそこに住んでるから、明日にでも頼みに行こう。そして、準備が整えて旅立ちなさい。」
「ありがとうございます。じいさまにばあさま」
「なぁーにまだひきうけてくれるかもわからんのに。」

三、修行
ばあさんの兄の浦島太郎の家に向かった桃太郎とじいさん。
「ここだよ。」じいさんは大きな家を指差した。
二人は、家へ入った、なかは汚れていて本や物が積んである。さらに、壁にはいろんなお面がかけてある。
「太郎義兄さん山田です!」
「・・・・んんああ???」と変な声がした。
奥からこしみのをつけて、頭にはドラえもんのお面をのっけた体中泥だらけの男が出てきた。
「お久しぶりです。」とじいさんは言った。
「おう!たのすけか!げんきしてた?」
「元気もりもり盛りそばじゃよ!」
「ところでそいつは誰じゃ??????????」
「6年前ひろったて見せに来た、桃太郎じゃよ!」
「もう、こんなに大きくなったのか。おまえもいろいろたいへんだなたのすけ」
「太郎義兄さんの方がよっぽど大変だったじゃないか、亀を助けたら、琉球につれてかれてやっと帰ってこれたんじゃないか。」とじいさん
「ははは、そんなこともあったな そんな〜時代もああたねと〜なんてね」と浦島
「あ!そんな話をしにきたのではなかった。この桃太郎を弟子にしてやってくれ!!」
「弟子?」
「そうです!旅にでるために護身術と武術をならいたいのです。」桃太郎の目は燃えていた。
「そう簡単に弟子にはできん!帰れ!」
「そこをなんとか!」桃太郎は必死で頼んだ
「だめじゃ!」
「じゃあ、いいです。さいならー」
「もうひとおししろよーもうひとおししろよー、一度言いたかつたんだよ」
「じゃあ、採用ですか?」
「もちろん!おめでとちゃーん」
「ありがとうがざいます!」
「しかし、練習はきびしいぞ!それでもいいのかい?」
「はい!もちろん!ビデオもカメラもダブルOK!」
「では、明日から毎日家へきなさい。」
(けど、この桃太郎て奴わしが7年前琉球からの帰りの亀の上でこいつに、似たような奴が船に乗っているのをみたような?しかし、6年前に桃太郎は生まれたのだ、しかもわしの見たのは青年だったはずだ。なにかのかんちがいだな。)
「はい!よろしくお願いします。」
そして桃太郎は浦島の弟子になったのだ。
「がさがさごそごそ」ここは、浦島太郎の屋敷
「げほげほ、浦島さんこれって修行なんですか??」本の間から顔を出して桃太郎が不満そうに言った。
「そうだよ、まずは掃除で体力をつけるのだ!すると、床の下から稽古場が出てくるという、すばらしいYMCAなのだ!」
「さすが!浦島さんはすばらしいYMCAな人だったのですね!」
「そうだぞ!わかったら早く掃除しろよ!」
日が暮れて・・・
「さー今日はおしまいだ。また、明日な」
「ありがとうございます!」
真っ黒になって、家に桃太郎は帰った。
「ただいま」
「おかえり、兄さんの修行はどう?」
「浦島さんは、すばらしい人でいろいろ計画立ててくれています。」
「それは良かった、今おじいさんはお地蔵様の所に笠をかぶせに行ったよ。そろそろ食べ物も減ってきたしね。しかも、今日これから雨降りそうだから、きっと持ってきてくれるはずさ。」(じいさんばあさんは地蔵が頼りなのだ!)
「今回は何かな?」とうれしそうなばあさん
次の日、                               
ばあさんが戸を開けると、そこには・・
「ばたばた」
そこには、米と桃色のキジが置いてありました。
「わーい焼き鳥にしよう!!」じいばあは喜びました。
「かわいい!そのきじ僕にください!」
「えーーおいしそうなのにーーー」とじいさんが言いました。
「まあ、おじいさん桃太郎は生まれてからなにもプレゼントをあげたこともないから一回ぐらい。」とばあさんが言ってくれました。
「んーーしょうがない!OK牧場!その代わり責任をもって育てなさい。」
「蟻が10匹」と喜びました。
「んーー名前はどうしよう??」
「桃色だし、もんもはどう?」とばあさん
「いまいちだ、 そうだ!梅桜でいいや。面倒だ!」と適当に決めてしまった。朝飯を食べて、梅桜と一緒に浦島さんの家に向かった。
「いってきまーす」
友達のいなかった桃太郎には梅桜といる仲間ができたのだった。

四、旅立ちの日は唐突に。
浦島家に世話になって、もういつのまにか9年もたっていました。長くて短い日々でした桃太郎はいつもの様に、練習をしていました。
すると、そこに浦島さんがそろそろ旅にでないかと聞いてきた。
「ほんとうですか?」と桃太郎
「うむ、お前も人間としても出来てきたし、わしには手におえないほどに成長した。」
「いえ、まだ僕は・・・」と心配そうな桃太郎
「何を言うか、自分に自身を持て。これからは、自分で学ぶことを見つけろ」と浦島に説得された。
その夜、桃太郎はじいさんばあさんと浦島に別れを告げて旅立った。

五、桃介復活
桃介は、桃太郎と別れて、裏から鬼ヶ城に向かった。
「ももたろう、またあとで!」
「おう!たのんだよ。」
そうして、城に潜入した!
すると突然!子鬼達が桃介の体に巻きついてきたのだ!
「かえれーーかえれーー」と襲い掛かる。
すると、うえから
「ひょい」
でかい桃が!桃介の体をつつみこんだ
「うわーーーーーーーーーーーーーーーーー」
そのなかで何かがおきて、ももすけは若返っていく、そこにきじがきて桃を川に運んでいったのだ。
「どんぶらこんどんぺりこ」
 桃太郎の桃が拾われる少し前のある日
「お!でかい桃」
見世物小屋の多呂が川に流れる桃を発見しました。
「これは、いい見世物になりそうだ」
次の日、{巨大桃日本上陸!!}というのぼりを出しました。
「寄ってラッサい味手ラッサい!」
桃を一目見ようと、たくさんの人がやってきました。
「おおきいことはいいことだ!」と観に来ていたおじさんの一人が叫ぶ
そうして、桃はみせものにされてしまいました。
ある夜、
「あー腹減った。」
きたならしいオヤジが見世物屋のまえを通りかかった。
(そういえば、ここにでかい桃があるとか聞いたなー)
悪知恵がはたらきました。
裏口が開いてることにきずきました。
「しめしめ」
すると、奥には桃が置いてありました。
「うまそうだなー ガブリ」
相当腹がへっていたのでしょう、勢いよくくいつきました。
「ん!何か入ってるぞ?なんだ!こりゃ人だ!」
中には、赤子がいました。起きないようにそうっと桃を置こうとしたその時
「おぎゃあ、おぎゃあ、はぎー 」と泣き出した
「やっちゃったー」急いでオヤジは逃げた。
「誰だ!」奥から男達が出てきた。
「なんてことだ桃と赤子にすりかえられてるぞ!」
「親方に怒られる〜」
そうして桃介は復活したのだった。

六、桃介の目覚めた才能
 桃介は見世物小屋のおっさんが優しかったので、捨てられずにすみました。しかし、見世物小屋の男達は怒られました。
「やさしさにつつまれたならーきーとーめにうつるすべてのことはーメーセージー」とおっさんは歌う。
桃介は、その見世物小屋にいた茶釜につまった、狸がよく桃介の面倒を見ました。
「よーしそうだ」
狸は桃介に芸を仕込もうとしました。
「あっ!よく考えたら、まだあかんぼうだ」
そうして、待つこと6年
「よしやれ!」と叫ぶ
桃介は綱渡りやらなんやらをおぼえました。その合間をぬってからくり細工をつくりました。
「からくりハンド!」
変な伸びる手を作りました
そんなことを活かして舞台で芸をすることもありました。
「寄ってらっしゃい観てらっしゃい!狸とからくり桃介のぶたいだよー」
ふたりは愉快に芸をしました。
たくさんの人が見た。そして人気者になった。
見せ物小屋で人気になり9年もたったがそれでも、ふたりは人気者だった。しかし、ここ最近たぬきの体調が思わしくない。そこで、桃介はふとんにねっころがってる狸にからくりをみせて、元気付けている。すると、
「おまえは、からくりが本当にすきなんだな」
と狸がつぶやいた。
「うん、からくりは未来にやくだつのさ!」
「そりゃあがんばってくれよ。」
すると、突然狸が苦しみだした
「うーーーーーーーーーーーっ」
「だいじょうぶかい、たぬ公」
「もう、ダメかもしれん・・・ううううううううううううううううううううううううう・・おめさんよう、立派なからくり技師になれよ。ううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう、、、」
「しっかりしてくれよ!」
「おまえと、コンビが組めてよかっつたぜ;ソロソロ死神が来たようだ;ううううううう」
狸はすライムのようにぐったりして体からなにか、飛び出たようだった
そして、茶釜になった。
「タぬコオーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
その後すぐに桃介は悲しみを紛らわすために旅にでた。

NANA,桃姫さん
桃太郎の桃が拾われた次の日
栗山城の近くの川で、兵士が顔を洗っていると大きな桃が流れてきました。
「お!これを持ち帰ればきっと桃好きな殿がほうびをくれるぞ!うししし」と拾い上げた
兵士は転がしながら城へ持ち帰りました。
「ごろごろコロコロコミックごろごろ〜」
殿は兵士の持ってきた大きな桃を観てとてもよろこんだ
「あっぱれじゃ、わっしは桃が大好きなんだよ〜」
さっそく料理長は桃のフルコースに取り掛かった!
「やー実に大きな桃だなー」
そして、桃をきると・・・
中には毎回恒例の赤子が入ってました
「ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
料理長は叫んだ。
「にに人間ダーキカイダーハカイダーーーーーー」と料理長は叫ぶ
殿に報告すると、、
「なんと、こりゃめでたい!」
召使に子守をさせることにした。
殿の桃から生まれたので桃姫となずけられた。
殿の家族も桃姫をかわいがられいい暮らしをした。
しかし、何年かすぎ悲劇は起きたのだった、養母が突然の病で亡くなった
後に、殿は桃姫が可愛そうだと思い、継母がやってきた。その継母は桃姫をたいそうきらった、どうやって追い出そうか考えていたのだ、、、

八、桃栗城の小さなお客様
一寸法師何故お前は背が伸びんのじゃ!!!」
40歳の夫婦はせっかく神から授かった子が背が伸びないのでばけものみたいだといった。
「へっ!、どうせ俺は化け物さ」
一寸法師言った。
ある日、一寸法師は思った。こんなうちでて行こう
御わんとお箸と楊枝を貰って川を下り京へむかうのだと、、、
 一寸法師はやっとのことで京へ着いたのだ。
「はあ、遠かったなーー」
京の都はるみは広かった、ただでさえ広いのに一寸法師は小さいのだ。
「とりあえず、あの城にでも行くかな、家来にしてもらえるかもなー」
ひそかな、おもいをいだき城へ向かった。
一寸法師は、お城に着いた、ちいさかったので隙間から中に入れた。
「はあ、広いなあー」
そういって城を見まわした、城はとても広かった、のこのこと歩いているうちに迷子になり、牢屋の前に着いたる牢屋のなかにはなんと!!
美しいおなごがいただったのだ!
「ぶぐ!」
一寸法師はとてつもなく驚いた。
「なんて美しいんだ!」
一寸法師はどうにかしてこのおなごを連れて帰りたいとおもい知恵をふりしぼったのだ。

一寸法師はまず、城の人に話したいと思い殿様の居場所を探した、体は小さいので色んな部屋へいくのは自由に出来た。いくら探しても、殿は見つからなかった、しょうがなく廊下にいる兵士に話しかけた
「なあ。殿様の部屋ってどこなの?」
兵士はどこからともなく聞こえるその声におびえながらもついこたえてしまった「そこを右に曲がったとこの部屋ですじゃ」
「あそうわかたじゃねー」
その通りに行くと、目の前にでかい扉がある。
「おーいあけてくれー」
一寸法師はさけんだ
すると、ラッキーなことにあけてくれたのだ。
すかさず、一寸法師は入った。
「おい、殿様!」
「はい?おぬしはどこにいるんだ?」
とのはウロウロして探す。
「やめてくれー」
力いっぱい叫んだ、やっと殿は一寸法師がどこにいるのかがわかった。
「おお、そこにいたのか。」
とのはしゃがみこんだ。
「おい、殿様あんたのとこの牢屋にいる女に私の米が取られた。どうしてくれる!」
と怒った。
「なんだと!それは失礼なことをした。」
二人は牢屋に向かった。
そこには、姫が口に米粒をたくさんついている。
「あーほんとだこりゃーまーすいません。」
と殿は謝った。
「じゃあ、私どもが死刑いたします。」
「いえ、わたしでやります。」
一寸法師は言った。
そうして、姫を牢屋から出してもらうと一寸法師は城を後にした。
見送る殿様
「そういえば、あいつどこから入ってきたんだ?」
と疑問におもいながらもまいいやという感じで城に入った。
「あら、あなたどうしたの?」殿の奥さんがやってきた。
「ああ、お前の言うとおりに姫はおいはらったよ。」
殿は少し残念そうに言った。
「あら、ありがとう」
姫の継母にあたる彼女はよろコンだ。
 そのころ、一寸法師と姫は、道を歩いていた。
「やあ、桃ちゃんどうにか出れたね。」
「そうね、わざと米粒人の口につけて人を悪者にして、」
と少し機嫌悪そうに言った。
「まあ、そういうな、こっちにきたほうがきっといい生活ができるよ。」
自身満々にいった。
「ふん、まあいいや」
「これから、俺は鬼ヶ島にいくぞ!」
そうして二人はたびにでたのだ!

Q 、集合
 その昔、ある村に大きな怪物が出てきて村人たちを困らせていた。
飯をよこせだの村を破壊するなど、とてつもなく人々は迷惑していたのだった。しかし、そんなある日ひとりの村人が
「みんなー聞いてくれ!いいことを思いついたぞい!」
その村人は、みんなにアイディアを話すとすぐに準備にかかった。
そして、ある日怪物がきた。
村人の一人が怪物になにか言った
すると、怪物は顔を真っ青にして海に帰ってしまったのだった。 
港に面した村で
「ゴーごゴーゴー」
奇妙な音がする、そこには・・・
修行を終え、じいさんばあさんの元を離れた桃太郎 、相棒を失い悲しみを紛らわすために旅立った桃介、自由を手にしたお姫様 の三人が謎の男に 集められた。
「お前たちは選ばれてここにきたのだ、お前さんらは”桃族の生き残り”なんだよ。」
と言って謎の男は帰った。
「それだけかよ!」と三人はつっこんだ。
しばらくして、桃太郎は口を開いた。
「俺たちはとにかく、あの男の言うとおり”桃族”という種族の生き残りだと言うことがわかった。そして、俺たちは何かをここにしにきたのだと思う。」
桃介と桃姫はその意見に納得した

十、コンテスト。
 三人は、村を見物し始めた。そして、自分たちのことを話した。桃太郎は謎の男に前あったときの話、桃介は自分の相棒の話、桃姫は昨日まで一緒に旅をしていた男がおんなったらしで嫌気が差し別れてここに来たということを話した。そうして、話をしてるうちに三人は打ち解けてきた。
ずっと歩いていると、「美人コンテスト」と言うのがやっている会場についた。このコンテストは村の活性化のために去年から毎年開催しているという。桃太郎と桃介はすっかりこのコンテストに釘付けである。桃姫は「ぶす、ぶす、ぶす」と女の出演者がでるごとに小さな声でぶつぶつ言っている。そして、男の出演者がでると「にゃ〜〜〜〜〜」と言い騒いでいる。一通りコンテストが終わった、優勝者は「囲衣田 遊作」と言う男であった囲衣田が会場をでると、おんなどもに囲まれている
「きゃーきゃー」
そこには、桃姫もいた。そこから少し離れた所に 準優勝の「ヒノコ」にきらわれた桃太郎と桃介が恨めしそうに囲衣田を見ながら二人は「顔だけ男、顔だけ男」とつぶやく 。すると、突然囲衣田は桃姫に声をかける
「きみ、かわいいねお茶でもどう?団子もつけるよ」と甘いものも付けて甘い言葉
「えっ?こんなわたしでいいなら、いきましょう。」と興奮する桃姫
周りはブーイング、そんな中で桃姫はやな予感がした。
その瞬間
「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお大尾大尾大尾大大大尾大尾大尾おおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
と、大きな音がした
「ざわざわ」
会場はざわめいた
海を見れば大きな黒い影が!
そして、同時に桃姫は泣いていた、なんと!囲衣田がもうすでに逃げているのだ!
「うわ〜んあたしをおいてった〜ひどい〜」桃姫のこころのキズは深い。
海から現れた怪物は村をみわたす。
そうして怒りだした。
「やはり、あの時はよくもうそうそをついたな!!このほら吹きどもめ!」
暴れだした!
すかさず桃太郎
「やめろ!なにがあったんだ!話してみろ!」

潤一、怪物
桃太郎は怪物から事情を聞くと
その昔、この村にこの怪物はたびたび来ていて、飯として娘を食べていたという。そんなある日、村人はこの怪物におおきなわらじをみせた。すると、この怪物はこんなでかいわらじをはくような奴がいるから恐ろしいと思い逃げたという。しかし、最近になって怪物の国でこの話をすると、そんな奴はいないときいた。そうして、それをこの目で今回たしかめにきたのだという。
話を聞き終えると、怪物は村長とムスメ交渉開始です.
その結果、明日の夜八時に海辺にさいだんをつくり、ムスメをあげるという結果にいたった.
そうしていったん怪物は海に帰った.
そこから、急遽村長はお供え物の娘を決める会を開いた.
そこには、五人の娘がいた、そこから村長の独断でひとり決められたのだ!
そのムスメこそ!準優勝者の村井ヒノコ!
ヒノコパパ(村井大火)ショック!!!
「ふざけんな!村長!」と怒る大火
「なにを言っているんだい、大火君、これは名誉なことだよ.村がすくわれるんだから.」と村長
名誉という言葉に弱い大火はまんまとだまされてしまった.
早速、村では準備が始まった.
 大火の家では、ばか騒ぎであった.生贄の儀式は何十年も開催されていないので、最後に儀式をしたのが大火が赤子のコロだったので、どういうものかをしらないのであった!
「ヒノコーお前は名誉ある人になれたのだぞ!よろこべえー!」大火は騒ぐ
それにつられ大火の家族はおおはしゃぎ!
しかし、その中の一人ヒノコ本人はこれがどのような儀式だかを知っていたのだ.ヒノコはうるさい家を出て神社の石段の上に座る.すると、誰かが来てヒノコはそのものに連れて行かれたのだった.
夜になった、むらびとは海辺に作られた祭壇に集まった。
ババアがぶつぶつ何かをいっている
桃太郎たちは、それを観ている
すると
「ごおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
と海から音がする
「きたぞおーーーーー」
ババアは叫ぶ
うしゃしゃしゃしゃ飯だ!」怪物は叫ぶ
祭壇の前に女が来た笠でかおを隠している
後ろでババアがお経を唱える
ゆっくりと、進む女
祭壇を登る
「うまそーー」怪物は興奮する
祭壇をのぼりおえると
すぐに怪物は女を手の中に入れてかおの前に持ってくる。
「いただきま・・・」
すると、「ギラり」と手の中が光る!
そして、時が止まった!
大きな手の中から、針のようなものが!
「ドバ!」
血が飛び散り時間が止まる中、血の雨だけが降る!
手の切れ目から女が出てきた!
目に大きな傷を怪物に入れた!
また、「ぎらり」と光った!そして、女が空中に降りていくと同時に
時が動き始めた!
「グあああああああああああああああああああああああああああああああ」
怪物はさけぶ、きられた右手をおさえて暴れる。
空から、梅桜に乗った桃太郎が飛んできた!
「桃姫!」と桃太郎は叫ぶ
そう、ヒノコと桃姫はすりかわっていたのだ!
そして、落ちてくる桃姫をキャッチし刀を持ち梅桜から飛び降り怪物の頭に刀をむけて突き刺した!
「ぐああああああああああああああああああああああああああああああ」
またもや、叫ぶ、桃太郎は梅桜にひろわれた
そして後ろから、「ずずずずずずずずずずうずずううう」とからくりはしごが出てきた!
そのはしごに乗っているのは桃介だ
長い鎖を怪物の首に巻きつけた。
「えい!」強くひき
「ざばあああああん」
海に倒された!
桃介は急いではねた!ぞうりを少しいじり、水面に飛び乗る。
水面にたった桃介は鎖を持ち、水面を走る
「でやああああああああああ」
怪物をひきずる、どんどん怪物は深まる海におぼれていく!
「うぶぶう」
ついに、チョー深い場所に着き、桃介は手を離す
「ばいばい!!」桃介は怪物に声かける
そして桃介は梅桜の足に捕まり海辺へ戻る。梅桜は三人も運んでいるので重そうだ。
海辺についた、三人はいつの間にかえって村人に囲まれた。
「わーわー」とさわいグ村人の中を三人はそこをするりと抜け出して
村はずれに出た。

十二、別れ
「みんな、これで解散だ。」と桃太郎は言う
「そうね、さいなら。」と桃姫
「やっと、おまえらを見なくてすむのか。」と桃介
三人は違う道に進みわかれた。
桃太郎はその道の途中
自分たちのしたことを振りかえると怪物を殺す必要があったのだろうかと。
その時、後ろから声がした。
「おい、」
振り向くとあの謎の男だ。
「よくやったよ、おまえたちの突然の団結力はすごいな」
「ああ、なんか勝手にまとまることが出来てしまったんだよ」と桃太郎
「ふーん、まあ、どうでもいいや、またな!」
「まてよー、まだききたいことがある!」と桃太郎が叫ぶ
「桃族って、なんなんだよー!」
声が遠くまで轟く
しかし、すでにもういない。
すっかり、夜になっていた道にただ一人残された。

終章
それから、三人をみたものはいないという、彼らはどこへ消えたのか、そして、桃族とは、しかし、それを知るすべはもうないのだった・・・・

第一部  完

今回掲載するにあたり単行本から加筆修正はいたしておりません。なお、読みにくい場所が多々ありましたことをお詫びします

あとがき
新 桃太郎は、ある掲示板での連載された作品であります。ばらばらにのせていた小説?をまとめたところ、かなりいい加減なところがあったので修正をすることを決意。そうしたら、ほぼ全部かきかえになってしまいかなり苦労した編集であった、そして今、長い間公開されることがネット上でなかったのだが、全文掲載にいたった。これから先、桃太郎以外の作品も掲載予定である。噂の「ファミトピア」もそのうち。

皆様第二部も始まるからおたのしみに
ウルトラZも202回がそのうちかかれるよ!不定期刊行の雑誌だとおもってこれからもたのしんでくだせい。
さようなら皆さん!またね