映画をみよう!

 狂は
なんだか
観とこうと
思っていた映画をまた
観たよ。
昨日にひきつづき。


さて、
今回は
2本もみたよ。

ただ、
家という映画館は
我々の邪魔をするもんで、
電話がかかってきたり
いつも観てる
テレビ番組が
割り込んできたりと
集中しにくいわけだ。

だから
映画館で観るということは
あの空間や時間を買っているということに
なるんじゃないかな。

1本目は
マキノ雅彦監督の2作目
次郎長三国志
だ。

1作目の「寝ずの番」

映画館に観に行った
思い出が有る。
はじめての「R指定
だったからな。
ネタが下過ぎる
から
仕方がないか。
しかし、あれ、一度地上波でやっているんだよね。
中島らも原作の映画だ。
わしは、原作の方を読んでいて
その直後、映画化をしる。
それも津川雅彦が監督をするという
ことでね。
いろいろと記憶しているな。

で、
今回の
次郎長三国志だが
これは
知らないうちに2作め
とってたのか!と
数年前
旭山動物園が監督三作目
だというので気づいたのだ。
旭山動物園は観てない。
ちょと微妙そうな
空気を感じるが、観てないから
なんともいえない。

で、
時代劇もの

あんまり観た記憶が無い。
赤影の実写版をみた記憶が有るな。

恥ずかしながら
次郎長が
なんだか
よくわからず
観ていたんだ。
清水の次郎長
森の石松
とか
聞いたことある
んだが
はっきり
いって
なんだかわかんないけど
ヤクザもんだ
とかいっていたから
なんとなく
そんな感じのかなと
思ってみていたよ。

これ観てる時は
なにかと
邪魔が入り
なかなか
台詞も入ってこなかった。

ただ、
日本的かっこよさ
を感じた。

宇崎竜童のうたがなんともいえぬ
男らしさだ。

前作にでた人はほとんど
でてるんじゃないかと
おもったね。
蛭子さんとか
味が有るね。
長門裕之
あんな感じのおじいさん役が
本当に上手いなあ。


今度、旭山動物園もみよ。



次は
森田芳光監督「家族ゲーム
伊丹特番で
宣伝していたから
録画しておいたので
みてみた。

なんだか、
正直なんなんだという
映画だった。

しかし、その
中に
家族の不気味さが
漂っていた。

当時の
世相を反映しているのだろう。


食卓のシーンは
横1列にならび
不思議な感覚だ。
撮影カンケイで
そうなっているのかと
おもいきや、
そうではなかった。
家族の顔を見なくなっていることを
あらわしているのか。

最後の食卓のしーンが
笑えた。
松田優作
無表情に
ぐちゃぐちゃ
たべものをテーブルになげちらかしたり
マヨネーズは吹いて
みたり
その
無表情さが
たまらん。

あと、
テストを返却するシーン
成績が悪い生徒の試験用紙を
外になげるとこなんかわ
なんとも
笑える。


心にのこった
コトバは
「バット殺人がおきるぞ」
だ。

あと、
伊丹十三が目玉焼きの
黄身を吸うシーンがあるが、
エッセイをおもいだす。
伊丹エッセイを読むきっかけになったのは
目玉焼きの食べ方の文をよんでからなんだ。

全体的に
不思議な映画だった。




というわけで、
狂は
二作もみた
んんだが、
ドラマは
ある程度の暗さが
必要だなと
おもう。
特に時代劇みると
そうおもうよ。
画面があかるいと
どうも
世界感がうそっぽく
かんじてしまうね。


限りある
時間の中で
あと
何本映画が見れるんだろうな。
映画はテレビとは違う
なんだか
少しリッチな気持ちにさせてくれる。
特別な映像だろう。