揺れる。震える。

 
 わたしは、下北沢へと展示を見にでかけた。
昼前。
そして、ぐるぐると下北沢を迷子になりながらもギャラリーを見つける。
同じところをぐるぐるまわっていたようだ。

ギャラリーで展示をじっくり楽しんでいた。
異変に気づく
そして、
急いで外へ。

立っているときの揺れ
というのをあまり経験したことがなかった。
まだ
立てたからよかったが、恐ろしい。
目の前にあった
レンタルビデオ屋は棚から中身が
こぼれ落ちる。
冷静にも写真をとる
店員。
おさまらない
ゆれ

斜め前に立っていた
びるが
ぐらぐら揺れる
こんなものをまのあたりにして、
正気でいられるか?
そこら中がゆれ
建物から
人が
とびだしてくる。

建物が密集している場所。
細い道。
集まる人
高まる不安。

正直、
泣きそうに
なった。

なんで
こんなときに
一人で
来たんだと

おもった。


そして、
ギャラリーを後にして
渋谷へと向かう。
この時点で
東急は動いてると思っていた。
しかし、
ついた先には
溢れる人。

そう、
あまりとまらない
東急でさえも
ストップせざる終えない
状況に
なったのだ。

ただごとでは
なかったのだ。

しかし、
わたしは
この時点で
ラジオやテレビの情報をあまり知れてなかった。
1時間ぐらいみれば
再開するんでは?

おもい、
渋谷で買い物をしようと
いつものルートをまわろうと
おもった。

しかし、
店は入れない様に
されていた
きっと
ものが散乱しているのだろう。

だが、
まんだらけ渋谷店は営業していた。
うかつにも
ここで
読みたいな

思う本を
いくいつか
買ってしまった。


さて、電車のって
かえるかと
おもったら

動いていなかった。

バス停で
けんかする
ひとびと
駅にむらがるひとびと
その
情景が
なんとも
おそろしかった
もっと強大のもの

きたときに
こんなことでは。。。


そうおもった。
怖かった。

建物や看板が


なかったら
いま
これを
自宅で書けていなかったかもしれない。


たくさんのひとの
行列や
ぎゅうぎゅうの
バス。
よっぱらいの
罵声

なにも
かも

不安だった。


どうにか
こうにか
みちを
すすんで
なじみのある
風景
自由が丘に
ついたときは
なんだか
不安も減った気がする。

なにより
そこで
踏切の鳴り響く
音を聴いたというのも
ある。
大井町線が通過した。
人も乗っていた。

東急は運転を再開した。
そして、
のりこんだ。

安全のために
ゆっくりと走る

そうして、
最寄り駅に
ついた
時は
心から安心できた。

駅の近くの
コンビニで
甘いものと飲みもの
を買った。

長距離を歩く時はトイレの心配があるので
水分も
最低限しかとっていなかった。

自宅についたとき
部屋の散乱具合がとんでもなかった。

テレビはおちてるは
大事な大事なF全集が散らばっているし。
CDも本も
なにもかも
ぐちゃぐちゃ
コンセントが心配だったが大丈夫だった。
先ほど
かたづけが
出来た。
大雑把
だが。
壊れていたものは
あまりなかった。
CDケースが一枚ヒビがはいっていたのと
思い出のミニ四駆がはそんしていた
のと
箱がつぶれていた事ぐらい。


わたしは
運良く
距離的にも戻れたが
不安をかかえている
ひとが
たくさんいるとおもうと
涙と
鼻水がとまらない。


昨日いった、映画館は窓ガラスが割れたとか。
その近くのボーリング場も大変な事になってるとか
そんな
話をきくと
なにがどうなるか
なんて
本当にわからない。


コレと付き合わなければいけない
島に
すんでいる以上
こんな悲しみとは
離れられないのだろうか?
天の災いは
操る
ことは
出来ないの