歌詞点歩〜音毒4〜 全曲解説

 本日は予告通り、音毒シリーズ第四弾にしてサードアルバム。更に初期三部作が完成しました。全23トラック、62分という今作。是非、この解説とともに本作をお楽しみください。


「歌詞点歩」
タイトルについて、これは、音を中心とした制作ではなく、歌詞メインで作っているというスタイルから。そして、点歩はテンポのことであり、おそらく漢字がなかったので作りました。点は音符を意味し、それを歩んでいくという感じです。まあ、楽譜ナインんですがね。アルファベット表記だと「Kashy Tempo」かな?まあ、今回は正式には漢字とい事で。


1、オープニング 〜楽器がなくても〜
これは、最初と最後ってつくりたい人だから
とりあえず、変な詩からはじめてみました。最初の方「ってなもんで」みたいなところは台本には無くて、間違って発した言葉です。

2、理想の朝
理想の朝をイメージしてみた。

3、点を歩く
これは、タイトルに含まれてる「点」と「歩」が含まれているもの。この場合の点は目的地。日々の散歩に対する曲。でも、歌詞の中では点をあるくではなく、点を行くと言っている。

4、無意味さ
無意味なことを集めてみた

5、らしくないよね
あのハワイアンブラザーズと作った曲。ハワイ感が2ミリくらい出てる。バックコーラスにはブラザーズの兄の方の嫁が歌っている。これは、今作のらしくNASAを歌っている。

6、新しいペン
これは詩。今回の犬ボイスは生ではなく、機械です。

7、横浜市歌 〜いかれた水兵バージョン〜
これは、横浜市のうた。それをアレンジ。息がなれていないと持たないであろう歌いかた。好きな曲だからね。

8、海辺のカッフェーなんかよりキミのコッフィーを飲みたいお昼ドキ。
お昼のうた。きっと、こんなお昼を過ごしている奴はいないと思う。珍しく英語詞が含まれる。とはいっても低レベルな英語だが。タイトルが長いね。歌詞にはコーヒーもカフェも出てこない。

9、和〜なごみ〜
先生のうた。

10、平成りんごの歌スペサル
あの名曲、ファーストから何度も収録され続けている、「林檎に虫が!」の再構成バージョン。ラップ調から、ポップ?路線に変更されている。そして、なんと、次回作には、更なる林檎シリーズが。この曲と原曲が合体する曲を作ります。シングル出しちゃおうかな?とりあえず、おたのしみに。わりと良い曲になっているかな。

11、マクドナルドソング2010 〜もう無理でしょんエディション〜
おなじみのマクドナルドソングの2010バージョン。しかし、ハッピーセットのおまけ側の自由度の低下から、全てをあわせて一曲を作る事が不可能だったので、おまけの宣伝文を読む声と抱き合わせてどうにかカタチへ。最初のマクドナルドソングが一番良く出来ている。まさにもう無理。

12、ことばをつくる
気持ち悪いことばの区切りかたで終始歌う。

13、クチララ
口口口(クチロロ)に似てるけど、関係は無い。そもそも口口口聴いた事無いや。詩です。前の曲に少し関連。

14、メイル
ココまで三曲で言葉に対することを歌にしている。これはメールのうた。

15、休憩所にネコがきたのなら。
これはおそらくうまく出来ている作品。下地にあるのは東急マニア氏の「休憩所」これに歌詞を付けて適当に作った。無理してコピー&ペーストで曲をのばしている。このアルバムで一番最初に完成した曲。そして、今回唯一の合作。いわゆるストローはあと作品になるのでは?

16、ふるさと 〜蛍がやってきたバージョン〜
横浜市歌につづく名曲シリーズとして制作。途中で蛍の光みたいになってきた。これも、息がしにくい作品だね。

17、知らない
知らないを連発する作品。

18、メイク!メイク!!メイク!!!カメラ!!!!
カメラをつくる曲。

19、棚=心 〜ターナーがやってきた!バージョン〜
棚のうた。バックで棚を連呼しているのは、今作から登場した露筋兄弟の兄。コーラスは弟。今後の活躍に期待したい。ちなみに、棚について関心しているのは彼らの従兄弟。

20、蛍の光 〜こんなの知らないバージョン〜
名曲シリーズ。本来は二番までしかない蛍の光。何故か三番まで歌われる。まさにこんなの知らないバージョン。

21、去り行く時間にさようなら。(インスト)
ここまで聴いてきた人たちに激励の音を届ける無駄な約四分。民族が出てきたりする。インスト曲が今回これだけなのだ。今作で使われた楽器のほとんどが出てくるので、そういった楽器チェックみたいなのに便利かな。楽器紹介的な。わけのわからん台詞も入っているよ。これで締めくくられる。要はここがエンディングな訳。

22、エンドトーク2011
毎度恒例になったエンドトーク。あとがき的な存在。今回は制作風景を録音しているので、そこも楽しめる。スタッフやバンドメンバーたちとの会話が入っており臨場感のあるものになっている気がします。

23、歌詞点歩DJMiX
DJ木鳥によるDJMIX。今作も収録。木鳥なりのDJが楽しめる。恒例になりつつあるボーナストラック。ひどい音です。今回はアルバム内の全曲をプレビューするカタチになっている。



じつは隠しトラックとして24曲目がある。
24、コロンブス
これは、すべて完成した後に、入れ忘れに気づいていれたもの。なので曲順リストにはかかれていない。別に隠しにするつもりはなかった作品。実は一番気に入っている。歌詞は「林檎に虫が!」の一部分をつかって始まる。




楽器について
今作もギター中心。ナチュラルチューニングという方法を採用し、チューニングは自然まかせ。自然が奏でさせてくれた音だと思う。
トライアングル、木琴などが新たに追加。その他は、今まで通りの編成。

バックバンドについて
TMOとハワイアンブラザーズ、そして露筋兄弟が音を奏でてくれている。それぞれの特色を生かした演奏を届けられたはずだ。これら三組のバックバンドはバンド単体としてもCDなどの発表もしていく。TMOはインストだけを集めたCDの発表を既にしている。


冊子について
今作を作るにあたり、歌詞と連動する冊子を制作する予定。もともとは文字で楽しむ雑誌の新創刊をする予定だったのだが、それのプレとして実験的に作る事にした。歌詞のイメージした小説も収録予定。本当は同時に完成してれば良かったのだろうが、今回は、アフターブックとして楽しめる様にする。次回作でも冊子を企画するのであれば、さらなる連動さを感じれるものをCD内に仕組ませたい、ゲームブックみたいにね。


発表形式について
今作もあいかわらず、流通はさせていない。お近くのレコード店ではおもともいただけません仕様となっている。今回はCDといってはいるものの、一応配信もしている。自力配信として、何かしらに添付します。そのかわり、曲順リストが付きません。


ジャケットと曲順リストについて
1と2は書き下ろしでデザインしていたジャケットも3では遂に廃止され、紙ケースになった。1に関してはピクチャーディスクになっている。今回の4でも廃止されている。 曲順リストは前作で確立した。それにもとづいて今後も制作するはず。 なお、1と2は一度廃盤になり復刻版を制作、1の曲順リストはサイズを変更したワイド版になっている。

歌詞カードについて
毎回付いていない。今作もそう。しかし、冊子でフォロー予定。これは初の歌詞公開となるはず。いままで、文字としてみてもらった事はない。

ネットこんサートについて
年内開催予定の音毒の初コンサート。いままで、やらなかったのはどうやった方式でやるかを検討していたのもある。そしていきついたのが、ユーストリーム。苦悩と戦いユースト編ということで、何回か放送も行っている。そして、今回は三部作完結なんで、ネットコンサートでもしようとおもっています。
でも、ゲリラです。日時は発表しません。というわけで、見れたらラッキー。
多分、ライブ盤制作します。

次回作について
初期三部作として完結した今作。次回にはなにがまっているのだろうか?
とりあえず、りんごシリーズの収録は決定している。シングルなのかアルバムになるのかわからない。



以上、歌詞点歩解説終了。
感想もお待ちしております。