新 桃太郎 その15

 その昔、ある村に大きな怪物が出てきて村人たちを困らせていた。
飯をよこせだの村を破壊するなど、とてつもなく人々は迷惑していたのだった。しかし、そんなある日ひとりの村人が
「みんなー聞いてくれ!いいことを思いついたぞい!」
その村人は、みんなにアイディアを話すとすぐに準備にかかった。
そして、ある日怪物がきた。
村人の一人が怪物になにか言った
すると、怪物は顔を真っ青にして海に帰ってしまったのだった。


「さあ、始まりました!サムライ大会!」
と司会者が言うと会場がわきあがった。
主催者である村井大火氏が豪華な席に座っている。戦いがよく見えるように観客よりまえに飛び出てる。その隣には可愛い可愛い大火愛娘であるヒノコさんがすわっている。
村井氏のスピーチがはじまった。
「このサムライ大会は、この村の発展と活性化のために数年前から開催されています。こんかいは、(ここから先はあと二時間ぐらいの話が入ります)」

こうして、大会は始まろうとしているのだ!


 予選の模様は割愛させていただきます。

ついに予選を勝ち抜いた。八人が集結したのだ、その中にはあの三人もいた。
桃太郎は華麗にあいての面をとった。
桃介はからくりで相手を倒した。
桃姫はなぜかわからないが勝ったのだ
ちなみにこの大会は死なない程度に戦う大会らしい。。。


次の試合は桃太郎と前会の優勝者ケンさんだ
「ふっ」
ケンは余裕の様子だ
桃太郎は少しおびえている

それと同時に桃姫はやな予感がした。
その瞬間

「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお大尾大尾大尾大大大尾大尾大尾おおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」


 と、大きな音がした
「ざわざわ」
会場はざわめいた
海を見れば大きな黒い影が!!


「なんだ、こいつは!」
桃太郎は驚いた
横を見るとケンがいない!
「あっ?」
周りにいた人がほとんどいない
いるのは桃介と桃姫
「おまえらはにげないの?」
と桃太郎
「うん。」
二人同時にうなずく


海から現れた怪物は村をみわたす。
そうして怒りだした。
「やはり、あの時のはうそだったのか!このほら吹きどもめ!」
暴れだした!
すかさず桃太郎
「やめろ!なにがあったんだ!話してみろ!」


桃太郎は怪物から事情を聞くと
その昔、この村にこの怪物はたびたび来ていて、飯として娘を食べていたという。そんなある日、村人はこの怪物におおきなわらじをみせた。すると、この怪物はこんなでかいわらじをはくような奴がいるから恐ろしいと思い逃げたという。しかし、最近になって怪物の国でこの話をすると、うそだという噂を聞いた。そうして、それをこの目で今回たしかめにきたのだという。


つづく