しに急ぐ子どもへ

はしらないで
いそがないで
きえないで
きみらのスピードには
おいつけないから
わたしの声すらとどかない
その声は
逆にきみたちを
いそがせるのかもしれない
危険をしらない
きみたちは
無敵の精神で
つきすすむ
我々は
みずから
危険を増やす
この
となりあわせを
くぐりぬけて
まっとうしなくちゃ
あわていそぐ
きみたちに
無限の時間は
ないけれど
すこしは
おちついてほしいから
とどかなくても
いい
書きました