無駄な日々などないのです。

 穴をほる。
どこまでも
オワリが見えた。

たくさんの
種がそこには
あった。

フシギと力が
みなぎってくる。


だれも

馬鹿にしている中

大マジメに
やってりゃ
どうにか
なると
思うよ。


掘る穴

うずくまり
空高く
のぞめば

システムを
つくりあげたもの
たちの

自由と
不自由を
感じる

とぶ鳥が
あほー
あほー

鳴く。

それは
我々に
対する
警告か。


穴をうめれば、
すこし
姿を
かえた
地面が見えてきた。


いままでの

とは
違う


これから
踏み出す
大きな
足音が
予約されそうな


夕暮れ。