じらして、ずらして

という
小説を書きます
では、どーぞ



奴は
さんざん
私を
じらし続ける。
いいかげんに
いいではなか
そんな
ことを
おもう
ほど
ときは
過ぎていたのは
間違いない

そんな
私のもとに
おとづれた
それは
奴の
じらしなんか

あっという間に
かっさらった

それからというもの
それ

暮らす日々
が続いたのだが
ついに
奴が
許してきた
しかし、
わしには
既に手遅れ

ある

きっと
おまえ以上の
ものを
手に入れた

私は奴に
言い放つと

奴も
きっと
アンタより

いいもの

アンタと出会う前から
てにいれてる

いいはなち
私らは
別れた。

手遅れではなく
最初から
遅れをとって
いた
私は
この先
奴を
追い越せるのだろうか?

END